鋼の錬金術師 一期について・・・
わたしは、原作の方と、今放送中のアニメを見てるのですが、
この間、「シャンバラを行く者」みたいなタイトルの映画?のDVDを見たとき、
まったく理解できませんでした。
すいませんが、1期の内容を教えてください。
原作は見てるので、どこからどのように
原作と違っていくのか教えてください。
おねがいします。
2003年版(第1期)は他の回答にあるとおり、序盤から割とオリジナル設定が入れ込まれています。
原作だとエドは最初から国家錬金術師ですが、アニメはまだ国家錬金術師じゃありません。
マスタングも序盤は中佐です。
原作のトレインジャック(疾走! 機械鎧)も、まだ国家錬金術師ではないエドが遭遇することになっています。だから原作との年齢にずれがあります。
ヒューズがその回に登場するのですが、まだエリシアが生まれていない設定になっています。
原作ではラッシュバレーで出産に立ち会う話も、アニメではヒューズ家のエリシアの出産に立ち会うことになっています。
エドが国家錬金術師資格試験の勉強をするためにタッカーの家に何日も泊まり込んだり(原作だと資料を見せてもらうために数日通うだけでしたよね)、ニーナとアレキサンダーの合成獣の遺体をエド自身が見てしまったり(原作だと中尉が止めるので直接は見ませんよね)、他にもいろいろ。
ホムンクルスそのものの設定も違いますし、ホムンクルスを統括する人は”お父様”ではなく、ダンテという女性です。
2003年版でのホムンクルスの設定は「人体錬成の失敗作」が元となっています。だから人間に対して非常に劣等感を持っているように演出されています。
全体的な雰囲気は原作よりもずっと重く、ギャグも序盤はともかく、段々減っていきます。
錬金術の設定もかなり違います。アニメでは異世界の設定まで登場し、最終回でエドは異世界へ行ってしまいます。
そのTVシリーズ最終回に続くのが「シャンバラを征くもの」です。
だから「シャンバラ」だけ見ても訳が分からないのは当然ですね(^^;
2003年版のアニメは、全体的にウィンリィがヒロインの座から遠ざかり、逆にロゼがヒロインっぽく演出されている気がします。
原作では割と元気に明るく再登場したロゼですが、アニメではかなり悲惨な状況に陥っています。
とはいえ、オリジナル設定の2003年版は原作とは違った魅力というか、アレはアレでいいというか。
ちょっと(かなり?)展開とか設定が鬱になりそうな感じですが、とても綺麗にまとめていると思います。
アニメオリジナルの設定に合わせて、登場人物の性格も全体的に後ろ向き(笑)な性格に変更されています。
原作との違いを見比べながら楽しむのもいいかと思います。
もし良かったらTVシリーズの第1話から順にご覧になってみて下さい。
ここまでが原作通りでここからがオリジナルというものではなく、一期は最初の数話からオリジナル設定が少しずつおりこまれてつくられていたので、どこからといわれるとはじめの方からすでに、としか言えません…
設定だけでも、まず「おとうさま」は存在しないしホーエンハイムも奴隷じゃないし、ホムンクルスは生まれ方もだけど名前や外見自体が全く違ってたりするのもいるし。
ウインリィの両親殺したのはスカーでもなく、チョップ・ザ・バリーは生前に若いエド達と会ってて女装癖があったりと、細かいものを含め相違点はきりがないです。
同じ「鋼の錬金術師」なんで混同しがちですが、一期と原作(現在放送のもの)はもう設定の時点で大きく異なった別の物語なので、一話から見てもらった方がてっとり早いし聞くよりわかりやすいと思います。
一期は一期でなかなか奥深いストーリーになってるんで、違いを比べつつもう一つの「鋼の錬金術師」を楽しんでみてはどうでしょうか。
それから「シャンバラ~」の方を見れば感情移入できますよ。
前作アニメ版「鋼の錬金術師」は、制作時に原作の話数がまだ少なかったため、TVアニメ後半から劇場版にかけて、オリジナルストーリーで展開・完結せざるをえませんでした。
厳密に言うと、原作で言うところの、“グリード登場”辺りからオリジナルストーリーで進行します(まぁ、TVアニメ前半でも、原作との相違点はいくつかありましたが。)。
なので、前作アニメ版「鋼の錬金術師」の完結編にあたる、「劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」をいきなり見てもストーリーが分からなくて当然なのです。要するに“浅はか”だったって訳です。
内容はここで書ききれるほど簡単ではないので、前作アニメ版「鋼の錬金術師」のTVアニメを一から見るのが一番だと思います。
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